初めてシロアリ駆除を検討する時は色々な心配ごとがあると思います。
「どの時期が効果的なのかな?」
「湿気の多い梅雨時にすればいいのかな?」
「どれくらいの頻度で駆除すればいいのかな?」そうした、シロアリ駆除時期のお悩みの他にも
「シロアリ駆除の料金相場はどれくらいなのか?」
「シロアリ駆除業者はどこに頼めば良いのか?」
「シロアリ駆除はどんな方法があるのか?」
といったお悩みはないでしょうか?
こちらの記事では、(公社)日本しろあり対策協会正会員事業所、福岡県の(一社)福岡県しろあり対策協会に所属しており、しろあり防除施工士、蟻害腐朽検査員の資格も有しています、株式会社あい営繕スタッフの記事となります。
「シロアリ駆除に適した時期」をテーマにまとめてあります。お家を守るためにシロアリの駆除、予防を考えている方は、ご参考になさってみてください。
茶色の羽アリです!【ハネアリに似た虫】大量発生の原因と対処法
目次
シロアリ駆除に適した時期はいつなの?
結論から言いますと、シロアリ駆除に適した時期は「一年中」になります。
シロアリは冬場になると動きが多少鈍るものの、一年中活動し繁殖もしているためです。
「タイミングを見て駆除しよう」と放置していると、柱や床が気づいたらボロボロになっていたということも起こりえます。
特にすぐ駆除を始めた方がよいケースがあります。
・家でシロアリ(羽アリ)を見かけた
・床がきしむ
・蟻道を見つけた
家でシロアリ(羽アリ)を見かけた
ご自宅でシロアリを見かけた場合、すでに家屋への被害が進んでいる可能性が高いです。
(トイレやお風呂、キッチンなどの水回り、玄関、畳の下などで見つかるケースが多いです)
時期を待たず、即座に駆除を始めましょう。
また4〜5月(ヤマトシロアリ)、5〜7月(イエシロアリ)には羽アリを見かける場合もあります。
シロアリの羽アリを見かけたら、ご自宅にシロアリが住み着いているおそれがありますので早急に点検、駆除を行ってください。
※羽アリは見分けが難しいですが「身体が寸胴」「翅が4枚とも同じ大きさ」の場合はシロアリの羽アリです。
胴体にくびれがあったり、翅の大きさに違いがある場合はクロアリになりますので、家への被害は特に心配する必要ありません。
床がきしむ
床がきしむ場合、シロアリの被害が進んでいる可能性があります。
早急に点検、駆除を行いましょう。
シロアリは木材の中側から食べていきますので、外観からではわからないケースもあります。
床下の柱をコンコンと叩いてみて、明らかに軽い音がしたらシロアリに食べられ強度が低下しているおそれがあります。
蟻道を見つけた
蟻道(ぎどう)とは、シロアリが移動するトンネルになります。
床下、軒下で不自然に盛られた土の山を見かけた場合、シロアリが住み着いている可能性が高いです。
なるべく早めに点検、駆除を行ってください。
シロアリ駆除はどれくらいの頻度で行えばいいの?適切な時期はある?
お家をシロアリ被害から守るためには、5年に1度は薬剤の予防散布することをおすすめします。
駆除剤の効果が約5年間とされているためです。
予防散布の時期は基本的にいつでも構いませんが、羽アリとして動きが活発になる4月より前(2〜3月まで)に済ませておくことをおすすめします。
シロアリ駆除には2つの方法があります
シロアリの駆除方法を簡単に確認していきましょう。
「バリア工法」「ベイト工法」と呼ばれる2種類の駆除方法があり、適した時期も違いがあります。
バリア工法
薬剤を直接散布していく方法です。
床下に入り、シロアリの通り道や柱、土壌に薬剤をまいていきます。
即効性がある駆除方法で、業者にお願いしてもベイト工法より安く済ませられるというメリットがあります。
バリア工法は時期を選ばず1年中有効です。
ベイト工法
毒餌を地中に埋めることでシロアリを駆除していく方法です。
シロアリの巣近く、もしくは家の周りにベイト剤を設置してシロアリに毒餌を運んでもらいます。
即効性はありませんが、家屋に甚大な被害を及ぼすイエシロアリを巣ごと駆除できる方法になります。
ベイト工法は、シロアリが動き出す5〜9月あたりが適切な時期です。
※シロアリの動きが鈍る冬場に設置しても効果はあまり期待できません。
シロアリ駆除を自分でやるのが難しい理由
「被害もまだ少なそうだし自分で駆除してしまいたい」
「業者だとお金がかかるから自分で安く駆除したい」
とお考えの方も多いのではないでしょうか?
会社や駆除方法によって差はありますが、業者に頼んだ場合の費用相場は1平方メートルあたり約3000円、1坪あたり10000円〜とされています。(1坪は大体畳2枚分です)
家一軒だと10万円以上かかってしまうため、決して安い値段とは言えませんよね。
ホームセンターやネットで駆除剤、ベイト剤を購入し、ご自身で駆除することは可能です。
しかし、次の点で素人ではシロアリ駆除が難しくなっています。
・発生元が見つけられない
・床下でケガをするリスクがある
・ベイト剤の設置場所、交換時期が合わない
発生元が見つけられない
シロアリは主に木や土の中にいるため、素人では発生元を見つけるのは難しいです。
せっかく床下に入っても的確な箇所に薬剤をまかなければ、駆除の効果はあまり期待できません。
床下でケガをするリスクがある
床下は暗くて狭いため、身体をぶつけたり、つまずいたりしてケガをするリスクがあります。
シロアリ以外の害虫がいる可能性も高いので、虫が苦手な方は苦痛かもしれません。
ベイト剤の設置場所、交換時期が合わない
ベイト剤の設置は一見簡単そうに見えますよね。
しかしベイト剤の設置場所や時期が合っていないと、あまり効果を期待できません。
※活動期に設置できていないとベイト剤にシロアリが来ません。
またシロアリの種類も関係があります。
たとえばヤマトシロアリでは一箇所に巣を作らないため、ベイト剤を置いてもコロニー自体を駆除できないケースが多いです。
イエシロアリでは、100万匹以上の巣を形成する場合があります。
巣の規模が大きいと毒餌を補充する必要があるのですが、そのタイミングが素人では判断が難しくなっています。
確実に早く駆除するには業者に相談しましょう
シロアリ駆除は素人には難しい作業です。
特にイエシロアリの被害は甚大で、十分に駆除ができていなかった場合、気づいたら家の床や柱がボロボロになっているということもありえます。
確実にそしてスピーディーにシロアリを駆除するためには、一度専門の業者に相談することをおすすめします。
家の強度が低下すると倒壊してしまうおそれがありますし、被害が大きければリフォームに100万円以上かかってしまう可能性もあります。
多少費用がかかっても確実に駆除する方が安心ですよね。
まとめ
・シロアリ駆除に適した時期は「一年中」である
・「シロアリ(羽アリ)を見かけた」「床がきしむ」「蟻道を見つけた」場合は、早急に駆除を始めた方が良い
・シロアリ駆除には薬剤を散布する方法と毒餌を置いておく方法がある
シロアリ駆除はスピードが命です。
株式会社あい営繕のスタッフは福岡県で、北九州市・福岡市・飯塚市・行橋市・山口県下関市と、近隣地域様でのシロアリ駆除を対応して20年以上の実績があります。
無料見積もりも行っておりますので、ご自身で対応が難しい場合はお気軽にご連絡ください。