カンモンシロアリのハネアリが発生する時期・時間は?

カンモンシロアリの羽あり1

北部九州や山口地方では春一番が吹いたと3日前の2018年2月14日に福岡管区気象台より発表がありました。これから春に向かって暖かい日や寒い日の三寒四温を繰り返しながら暖かくなっていくと思うと目の前の寒さにも頑張れそうな気がして嬉しくなります。

そしてまた、春一番が吹くころから始まるのが羽ありの群飛(ぐんぴ)です。白あり達が羽ありとなって新しい巣を作りに次々と巣別れをしていきます。その中でも日本で一番早いこの時期に出るシロアリについてお話させて頂きます。

カンモンシロアリという名前の白あり

羽ありとなる時期

地下白ありの中ではイエシロアリとヤマトシロアリがいますが、ヤマトシロアリに近い種類の白ありでカンモンシロアリという名前の白ありがいます。このカンモンシロアリがこの春一番が吹いたこの時期、日本で一番早い時期の白ありの羽ありとなるのです。この白ありは2月中旬から4月にかけて羽ありとなって次々に巣別れをしていきます。ほとんど同じ種類でヤマトシロアリは4月中旬から5月の昼間。イエシロアリは6月~7月の夕方から夜にかけてでます。また、乾材タイプのダイコクシロアリやアメリカカンザイシロアリなどの白ありは3月~10月の時期にでます。

カンモンシロアリのハネアリの拡大

 

カンモンシロアリの生息地は限られています

カンモンシロアリが生息している地域は山口県下関市と福岡県北九州市の門司区のある関門海峡を挟んだ地域にみられる白ありの種類です。山口県側では下関市と山陽小野田市、そして宇部市辺り。福岡県側では北九州市門司区や小倉北区そして遠賀郡遠賀町辺りまで生息しています。

カンモンシロアリの被害の特徴は

ヤマトシロアリの被害状況とほぼ同様となりますが、一般にヤマトシロアリと比べるとやや乾燥に強くて天井裏や軒先迄被害が及ぶことがあります。実際の被害の状況はこちらにも記載しています。

本日カンモンシロアリの駆除を下関市にて

本日のお客様宅は10年程前に現在のお家にお住まいになられた方です。下関市の中でも高台にある場所なので床下の湿気とは無縁だろうなと思っておられたようですが実はそうではなかったようです。これは住んでいるお客様ご自身が床下の湿気をお感じになるあれこれをお話頂きました。その内容をいくつか伺いましたので掲載させて頂きます。

●押入れのカビ

「夏は暑くて蒸し暑い。」というのがご実感とのことでした。端からみたら全然そうは見えないですけどね。

●床板のべた付き

床板を歩くとベタベタとするという思いを持っておられたようです。そのことを奥様がお話下さいました。

●家の中に住んだ感じ

高台なので床下の湿気なんか関係ないと思っておられたようです。しかし、家の床下の基礎は囲っているので風通しがないのかなと思ったということでした。

よく似たヤマトシロアリの羽アリの駆除の様子

 

種類で違うハネアリの飛び立つ時期

2月中旬から始まる白ありのハネアリの巣別れですがそれは7月初め頃まで続きます。白ありの種類によって違いますが時期を覚えておくと見分けることも可能になると思います。ご参考にしてみて下さい。ハネアリが家の中で飛び回るのを見たということは「白あり」が我が家にいるということを教えてくれていますので早期に専門家に診てもらうことが必要です。

カンモンシロアリ

2月中旬から4月中旬まで。主に福岡県北九州市と山口県下関市の境にある「関門海峡周辺の地域」羽は透明に近い。胴体の色は黒っぽいがうすい色をしている。天井の梁や桁に被害を及ぼすこともある。ヤマトシロアリよりも被害は激しい。

ヤマトシロアリ

4月中旬から5月初め頃まで。ほぼどこにでもいるシロアリ。羽や胴体は黒っぽい。

イエシロアリ

6月初めから7月初めまで間。夕方から夜にかけて飛び出す。色は茶色で数が多い。

まとめ

山口県下関市周辺や福岡県北九州市の門司区周辺で飛び回る白ありのハネアリだけは種類が少し違うカンモンシロアリが生息している地域です。同地域には他の種類の白ありも生息していますがハネアリを見る季節が他の地域と比べると早いために白ありではないんじゃないかと思われる方も多い様です。

白ありやハネアリを見る前の予防の処置が家を長持ちさせるということは言うまでもありません。