シロアリ駆除業者の岩永です。福岡県北九州市八幡東区のK様邸で白蟻駆除工事で、予定の一日でシロアリ駆除が終わることが出来なかったので、二日目でシロアリ駆除をしていた時の話です。
福岡県北九州方面での話なので、お客様が言われた言葉は方言混ざりの、原文のままお伝えさせていただきます。
お客様から言われたのですが、「羽アリに似たような虫が飛んどるのを見つけても、ハネアリは家を食べんけ心配いらんのやろ?・・・」
「ほたっちょって(放っておいて)良いんよな~?」
「シロアリは家を食べるけ(食べるから)、おおごと(大変)やけどな~!?」・・・
シロアリ駆除業者の私の見解はう~ん、このお客さんだけでなく、このように思っておられる方は多いです。
目次
羽アリに似た茶色の虫はシロアリなのです
茶色の虫になるまでの生態
家の中で大量の羽アリが出た場合、家には既にシロアリが生息していることが多いです。
シロアリはこのようにして、土のトンネルを作って床下の木部や、柱を食べていきます。
このシロアリは床下が土でもコンクリートでも蟻道はこのようにできます。この土は中がトンネル状になっていて、蟻道(ぎどう)といいます。
ハネアリに似た虫はこの中から
シロアリの羽アリは巣の中にいる、兵蟻と職蟻の中の職蟻という階級から分かれていく虫です。
写真はイエシロアリの兵蟻ですが、大体こんなむしです。但し、見た目は兵蟻のように頭の色が無い方の虫です。
羽アリになるシロアリの見方
羽アリを見かけるとシロアリの注意を
職蟻が木を食べてこの兵蟻や女王蟻に餌を運びます。その職蟻の中からハネアリになるのが3パーセント位できていきます。ですから、羽蟻が出るということはシロアリがいるということです。
部屋で見かける羽アリに似た虫は飛来の場合も
他所から、飛んできただけという場合もありますのでこの場合はシロアリがいるということにはなりませんけどね。
羽アリに似た虫はシロアリ駆除業者で確認を
いずれにしても、気になる場合は一度専門に調査してもらう方が一番安心です。対処しませんと偶然にシロアリがいなくなるということはございません。
シロアリ駆除となると、見えない床下や屋根裏での被害を見つけたり、駆除したりする仕事ですので、わかりづらい箇所です。業者選びは慎重に選んで失敗のないようにしましょう。
シロアリ業者も色々です。シロアリだけでなく業者被害も心配が持たれることと思います。