アブラコウモリの多い福岡県でもコウモリの駆除は、専門的な知識と経験が求められるため、プロの業者に依頼することが一般的です。
しかし、業者選びを間違えると思わぬ問題を招くこともあります。
たとえば、コウモリ被害の糞の見分け方から1~2㎝の細かい侵入口封鎖の作業など、技量不足の業者による不適切な施工は、再度駆除作業を行う必要が生じ費用が二度手間になることも。
また、保証がない施工を行ったばかりに、後に起きた問題に対する追加費用や修復作業が必要となることもあります。
そこで今回は、これらの失敗を避け、安心して任せられるコウモリ駆除業者の選び方について解説します。
こんにちは、福岡県のコウモリ駆除業者で(株)あい営繕の代表 岩永と申します。弊社は(公社)日本ペストコントロール協会の正会員事業所でコウモリ駆除の施工事例も豊富です。今日は「福岡県で信頼できるコウモリ駆除業者の選び方」です。
最後までお読みいただくとコウモリ駆除業者選びの重要なヒントになります。お役立てください。
コウモリ駆除業者を必要とするコウモリの被害とは?
コウモリのフンによる被害
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汚染:コウモリのフンは、特に多くのコウモリが一か所に集まる場合、大量に排泄されることがあります。これが壁や床、外壁などに付着し、見た目の汚れや臭いの原因となります。
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健康リスク:コウモリのフンにはヒストプラズマという真菌が含まれていることがあり、これが原因でヒストプラズマ症という疾患を引き起こすことが知られています。特に、フンが乾燥して粉塵となったものを吸い込むと感染のリスクが高まります。
この現象を「エアロゾル」と言います。エアロゾル化した病原菌が体に入ると、重篤な病気を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
鳴き声や飛び回る音による騒音
- 夜行性であるコウモリは、夜間に活動を始めるため、屋根裏や壁の中で鳴き声を上げたり飛び回ったりすることがあります。これにより、家の中での騒音として感じることがあり、特に深夜にこれが発生すると、睡眠の妨げとなることがあります。
- 壁の中から「カサカサ」と小さい音が聞こえるなどがこれです。
- 不眠や集中力の低下など、ストレスの原因となって様々の疾患を引き起こすリスクが高まることになってしまうでしょう。
建物への物理的な被害
- コウモリは1~2㎝程度の小さな隙間や裂け目から家の中に侵入することが多いです。そのため、これらの部分を探す過程で、外壁や屋根の下地材料を傷つけることがあります。
- 腐食: コウモリの糞には尿酸が含まれています。これは非常に強い酸性を持ち、建物の素材に腐食を引き起こすことがあります。特に金属や木材、ペイントなどが糞によって劣化することがあります。
コウモリのその他の被害
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コウモリは昆虫を主食とするため、食事をとる過程で家の周辺に飛んでくる昆虫を捕食します。これにより、家の中に昆虫の死骸が散乱することがあります。
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コウモリが直接的な病原体を持っているわけではありませんが、狂犬病の媒介となることがあるため、コウモリに触れることは避けるべきです。
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コウモリ駆除業者が対応する被害の事例
自分の家にコウモリが住み着いたのかな?と気づく時は以下のような状況です。
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糞の付着: コウモリは通常、集団で居住することが多いので、彼らの糞が集まりやすい場所にはたくさんの糞がたまります。
アブラコウモリの糞は黒くて粒状であり、屋根裏や外壁、バルコニーなどに堆積することがあります。これが目に付けば、コウモリの存在を気づくきっかけになります。
「24時間換気扇」に黒いフンらしきものを見つけたなどがそうです。
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鳴き声や飛び回る姿: アブラコウモリは夜行性であり、夜になると活動を始めます。彼らが近くで活動している場合、夜間に鳴き声を聞いたり、飛び回る姿を目撃することがあります。
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建物への侵入: アブラコウモリが家の中に入ってきた場合、飛び回る姿を見かけることがあります。特に窓やドアが開いている場合、アブラコウモリが屋内に侵入することがあります。
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住処の発見: アブラコウモリが屋根裏や天井、壁などに住むことがあります。これらの場所でコウモリの群れを見つけた場合、被害に気づくことがあります。
コウモリ駆除業者選びの重要性
自分で解決しようとしても高所作業になったり、換気扇を取り外してコウモリを追い出したあと、フン清掃を自分で行うのはとても大変です。
コウモリ駆除業者へ駆除や侵入口の封鎖を依頼する際について考えましょう。
コウモリ駆除の必要性は認識されつつありますが、業者選びが難しいと感じている方も多いでしょう。
実際にほとんどの人が自分の家に「コウモリ被害」に悩んでいたとしても、問題を解決してくれる業者選びにはとても不安を感じています。
どうすれば、安心して任せられる業者を見つけることができるのでしょうか。
業者選びで「日本ペストコントロール協会」の事業所は?
福岡県でコウモリ駆除業者を探す際には、公益社団法人日本ペストコントロール協会の正会員事業所を選ぶことを推奨します。
コウモリ駆除に限られたことではありませんが、(公社)日本ペストコントロール協会の加盟業者であれば一定のハードルをクリアーしている業者が加盟しています。
公益社団法人日本ペストコントロール協会という団体は害虫・害獣駆除業者で作る団体です。内閣府所管で主務省庁は厚生労働省と環境省の配下組織になります。
様々な地域災害の対策を県や市など自治体の委託を受けて環境問題や消毒作業など幅広く取り組んでいる団体です。
会員になるには同業他社2社の推薦状が必要となり、県へ「ねずみ・昆虫防除業者」として届け出たのち登録業者としての認定が必要となります。
県の登録業者になるには保健所へ提出した書類に基づいて、県の検査に合格する必要があります。
検査内容は、防除作業計画書や防除作業手順書、機械・器具の点検方法、必要な設備・機器類の備品名簿に基づいてのチェック、などです。
これが認められて登録業者としての承認となります。
※2023年3月現在
できればこうした審査を経た、ペストコントロール協会に加盟している業者からお選びになることをお勧めします。
コウモリ駆除業者選びは「作業後保証」の有無を必ず確認
コウモリ駆除業者選びは、作業後の保証を提供する業者を選ぶことも重要です。
作業後の保証が無い業者で依頼した場合ではコウモリ駆除作業のあとにコウモリが再発生した場合はまた初めから費用をかけることになってしまうからです。
保証のしっかりとした業者に依頼をすれば、保証によりトラブルが発生した際の追加費用を節約することにつながります。
保証があることで、質の高いサービスを受け、長期的な視点からも経済的な負担を減らすことができます。
ただし、コウモリ駆除後の保証といっても色々とありますので「保証がある」というだけで鵜呑みにしてはいけません。
業者で全然違うコウモリ駆除後の「施工箇所保証」と「完全建物保証」
コウモリ駆除業者を選ぶ際には施工後の保証は必須と考えましょう。
その場合気を付けたいのはコウモリ駆除の業者が施工して、手を付けたところだけは保証しますという「施工箇所保証」と、施工した建物全てに再侵入を保証する「完全建物保証」があります。
注意すべきなのは、「施工箇所保証」と「完全建物保証」の違いです。
「完全建物保証」を選んだ場合、施工箇所以外で新たにコウモリが発生した際の対応も保証範囲内となり安心と言えます。
以下の表は、両者の違いを示しています。
保証の種類 | 対象範囲 | 追加料金 |
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施工箇所保証 | 施工箇所のみ | 施工箇所以外で発生した場合は有料 |
完全建物保証 | 建物全体 | 建物内で発生した場合は無料 |
まとめ:安心して任せられるコウモリ駆除業者の選び方
以上の情報をもとに、
- コウモリの被害が我が家に出ている状況はこんな時だという判断。被害の小さいうちに対策を打つことが重要です。
- コウモリ駆除業者を選ぶ際には、日本ペストコントロール協会の正会員業者の中から選ぶことが賢明である。
- コウモリ駆除は作業後の保証を提供する業者の中から選ぶ、更には保証の中でも完全建物保証を提供する業者を選ぶことを考慮して業者判断をする。
- その業者の口コミや評判を調べてみるのも大切な業者を選ぶ際の参考になると思います。その業者名のあとに「○○駆除業者 口コミ」または、「○○駆除業者 評判」と調べてみるのもアリだと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
コウモリ被害に早く気づき、「安心して任せられるコウモリ駆除業者」を選んで問題の早期解決されますことを祈っています。