こんにちは。コウモリ駆除業者の株式会社あい営繕です。今日は「コウモリの糞」について。
屋根裏の物音など、コウモリ自体の被害に悩まされている方は当然糞がたまっているでしょう。
コウモリ自体を見かけたことはないという方も、家の中で異臭がしたり、屋根裏や壁にシミができていたりといった被害があれば、それはコウモリの糞によるものの可能性があります。

こんにちは、コウモリ駆除業者の”あい営繕”代表の岩永と申します。
本日は自分でコウモリのフン掃除をしたい時に手順や注意点がわかる記事になっています。
2023年11月に過去記事を加筆及び修正を加えて2023年11月現在の最新記事としてお役立てください。
- コウモリの糞の掃除方法
- コウモリの糞による悪影響
- コウモリ自体の駆除方法
上記のテーマでお話していきたいと思います。
コウモリの糞の掃除方法
まずはコウモリの糞を自分で掃除する方法について解説していきます。
※これからお伝えする糞掃除は、必ずコウモリが家にいない状態で実施してください。コウモリが家にいるのに掃除をしようとすると、咬みつかれたりするなどして大変危険です。
コウモリの糞は危険がいっぱい
家の周りで少しだけのフンが見つかっているから大したことないと思う方もおられますが、実は家の中の屋根裏には大量のコウモリのフンが堆積していることも珍しくありません。
コウモリは「溜めフン」といって、同じところに何度も何度も糞をする習性があります。
これは、他の群れに住処をとられないようにするマーキングの意味があるようです。糞自体も大変不衛生で、清掃作業には下記のような危険が伴います。
コウモリの糞には細菌・ウイルスなどが
フンにはたくさんの細菌やウイルスが住み着いています。最新の注意を払って掃除しなければ、身体の中に危険な細菌やウイルスを取り込んでしまうでしょう。
身体の調子が万全でないときは抵抗力が弱まりますので、そのようなときには清掃作業を行わないでください。
プロである我々も、清掃には専用の防護服などを着用して万全の態勢で臨んでいます。
慣れていない素人の方がご自分でやるというのならなおさらです。身体の調子が万全なときに、後述する防護アイテムをしっかり着用して行ってください。
虫
溜めフンが大量に溜まって、さらに時間が経っているような状況では、フンから大量の小さな虫が発生していることがあります。
それぞれの虫も病原菌を媒介しますので、やはりしっかりと防護していなければ危険です。
小さな虫だと知らぬ間に服などにくっついて部屋までついてきてしまう可能性もあります。清掃作業に入る前に虫除けスプレーを服にかけておいたり、殺虫スプレーを持って屋根裏に侵入するなどしましょう。
虫が苦手な人にはなかなか厳しいかもしれません……。
コウモリの糞掃除で用意するもの
上記のように、フンの清掃作業は大変危険です。ご自分でやる場合は必ず、これから紹介する防護アイテムを身に着けて行ってください。
防護服
理想は、顔の部分まで覆ってくれる全身防護服です(蜂の巣駆除の人が身につけているようなあれです)。
Amazonで5,000円以内くらいで売っていますし、今後危険な作業をするときにもなにかと重宝するので買える人は買ってください。
これだけのためにそんなもの買えないよという方は、普通の服でも構いません。
ただし清掃作業を行ったあとに捨ててもいい服にしましょう。
目に見えなくてもたくさんの細菌等がくっつきますので、作業に使った服を選択してまた着る、などもおすすめしません。
また、普通の服で作業に臨む場合は、シャツをズボンにインする、ズボンは靴下にインする、などしてなるべく服と服の継ぎ目をなくしましょう。
なるべく全身防護服に近づけるようなイメージで着用してください。
防じんマスク
危険なものは大体、口か目から身体の中に入ってきます。全身防護服の場合も普通の服の場合も、防じんマスクは必ず着用してください。
使い捨ての1枚きりでよければ、500円くらいでAmazonで売っています。使い捨てのものを何度も使うことがないように注意して下さい。
防じんメガネ
マスクとともにメガネも重要です。目に物が入らないようにすればいいので、水泳用のゴーグルでもなんでも構いません。
ただし、メガネ屋さんで売っている花粉防止メガネなどは大概すきまが出来てしまうので避けたほうがいいでしょう。顔にピッチリつくのが理想です。
業者がつけているような大きめのものは、防じんメガネ、セーフティゴーグルという名前で売られています。Amazonなら3,000円以内くらいです。
手袋
軍手でも構いませんが、なるべく手に汚れがつきにくそうなものを選ぶのがいいでしょう。服と同様に使い捨ててほしいので、そこまで高いものでなくて構いません。
ゴミ袋・ちりとり・ほうきなど
フンを入れるために使用します。フンを直接触らないようにしてください。
糞は普通ゴミで捨ててOKです
フンは普通ゴミ(燃えるゴミ)で出してしまってOKです。ゴミ捨て場に出してからカラスなどに荒らされると良くないので、袋は二重三重にしておきましょう。
掃除の手順
コウモリがいないか確認
まずはコウモリがいないかどうか、ライトで照らすなどして確認しましょう。コウモリがいるのに住処を荒らすと、咬み付かれるなど大変危険です。
フンを掃除
ほうきやちりとりなどを使ってフンを掃除します。乾いていると舞うので、空間に軽く水を吹きかけるなどしましょう。
除菌・殺菌・消臭
フンを掃除できたら、除菌スプレー、殺菌スプレーなどを使用して空間ごと殺菌します。床部分だけでなくて空間ごとというのがポイントです。
臭くなっていると思うので、消臭も忘れずに行いましょう。
コウモリの糞を自分での掃除が難しい場合は業者に依頼を
下記のような場合は無理に自分でやろうとせず、専門のコウモリ駆除業者にご依頼ください。弊社を含むたいていのコウモリ駆除業者は相見積もりでも気持ちよく受けてくれるはずです。
掃除したい場所に入り込むのが難しい
ご高齢の方や足が弱い方などが屋根裏や壁の隙間で作業するのは危険です。
また、壁の隙間など掃除が難しい箇所もありますので、そのような場所にフンがある場合はコウモリ駆除業者にご依頼いただいた方がいいと思います。
コウモリ駆除業者なら家中をくまなく調査しますので、全部掃除したと思ったけどまだ残っていた、なんてことにもならないはずです。
コウモリ自体がまだ住み着いている
コウモリがまだ家の中にいる場合、これはご自分ではなかなか対処できません。
コウモリ自体の駆除はフン掃除とはまた勝手が違いますし、当然、フン掃除よりも難しい作業です。業者にご依頼いただくのが得策でしょう。
一度掃除したはずが再発生している
一度綺麗にしたはずなのにまたフンがある……、これは、コウモリをきちんと追い出せていない(家の中にコウモリが残っている)、またはコウモリの侵入箇所をきちんとふさげていない(コウモリが再度侵入してきている)ことが一つ考えられます。
他には、自分で追い出したコウモリが封鎖された侵入口に入れず、封鎖口の外で止まり木としてる場所の下に脱糞があるということがあります。
こうした、自分でやってうまくいっているケースもあれば、そうでないというケースもあります。ご心配な点はコウモリ駆除業者にご依頼いただくことをオススメします。
コウモリの糞による被害とは?
冒頭で、コウモリは溜めフンをする、とお伝えしました。溜めフンが溜まってくるとどのような被害があるのでしょうか?
虫の発生
虫が大量発生してくると、徐々に部屋の中まで侵入してきます。その虫がまた別の虫のエサになるので、外からのどんどん虫が侵入してくるようになります。
様々な病原菌の媒介
溜めフンがある屋根裏や壁の中はもちろん、発生した虫が家中に散らばることで家全体が不衛生な環境になってしまいます。
建材の損耗
フンをそのままにしておくと、建材はどんどん腐敗していきます。
「天井に覚えのないシミができている」「壁の色が変わっている気がする」というご相談をいただき調査してみると、コウモリの糞がたくさん詰まっていた、というケースも多いです(他の害獣のフンによるものの可能性もあります)。
異臭の発生
当然として、臭いです。放っておくと家中がフンの匂いで満ちてしまいます。
家の資産価値が落ちる
上記のような建物への被害によって、家の資産価値が急激に下がってしまいます。
特に匂いがついてしまうと大変で(匂いはなかなか取れないのです)、びっくりするくらい価値が下がってしまいますのでそうなる前に対処しましょう。

あい営繕は市役所などの自治体などが消毒や駆除で依頼することの多い、(公社)日本ペストコントロール協会の正会員事業所です。
ご安心の上お問い合わせください。
福岡県下全域と山口県西部地区対応のコウモリ駆除業者”あい営繕”
以上、コウモリのフンについて解説してきました。
- フンの疑いがあったら少しでも早く清掃しましょう
- フンの清掃は、コウモリを追い出してから行いましょう
- しっかりと防護服を身につけて清掃しましょう
- 清掃が難しい場合は業者に依頼しましょう
弊社あい営繕でも、フンの清掃を含むコウモリ駆除作業を承っています。
またコウモリ自体の調査・駆除も得意としていますので、「これはコウモリ被害なのか?」といったよくわからない方でもお気軽にご相談ください。
料金など詳細は基本的に現地での調査時にお伝えしますが、だいたいでよければ電話口にてお伝えすることも可能です。
福岡県内の福岡市・北九州市・久留米市、飯塚市・行橋市・山口県下関市・佐賀県鳥栖市・佐賀市・大分県中津市等の地域で対応させていただいています。
サイトに記載の電話番号まで、お気軽にご相談くださいませ。