こんにちは。イタチ駆除業者の株式会社あい営繕です。
こちらの記事にたどり着いた方はおそらく、バルサンでイタチを駆除しようと考えているのではありませんか?
実はバルサンだけでイタチを駆除できる可能性はかなり低いです。
この記事ではバルサンでイタチを駆除できないその理由と、どう駆除するのが正しいのか、プロの目線から解説していきたいと思います。
目次
バルサンだけでイタチ駆除できない理由
バルサンでイタチ駆除ができない理由としては下記が挙げられます。
1.家の構造によっては屋根裏の気密性が低い
2.一度追い出してもすぐに戻ってくる可能性が高い
特に「2」を重要視していただきたいです。
屋根裏の気密性が保たれていれば確かに一度や二度、イタチを追い出すことはできるかもしれません。
しかし、すぐに戻ってきてしまうのでは「駆除している」とはとても言えないですよね?
屋根裏に住み着いているイタチからすれば、すでにその屋根裏は居心地のいい「自分の家」。
ちょっとやそっとのストレスで簡単に手放すことはありません。
「イタチが戻ってくるたびにバルサンを焚くのですか?」
バルサンを焚くたびにイタチは刺激に慣れ、しまいにはバルサンを焚いても出て行かなくなる可能性すらあるのです。
バルサンを使うことによる他の弊害も
その他、バルサンを使うことによる他のデメリットも懸念されます。
- 屋根裏にひそむ害虫が逃げ場を求めて居住空間にやってくる(落ちてくる)可能性
- そもそも屋根裏が狭すぎる(6畳未満)だと使うことができない
- ペットや赤ちゃんへの影響
- バルサンは焚くたびに家具をビニールで包まないといけないなど手間がかかる
バルサンはそもそも使うこと自体が手間です。
家具や食器、植物やペットにかかるのを防ぐため家具を外に出したり、ビニール袋で包んだりといった作業が発生します。
屋根裏の気密性がしっかりしていれば居住スペースには漏れでてこないですが、毒ですのでやはり念には念を入れておく必要があるでしょう。
屋根裏に潜んでいた害虫が居住スペースに落ちてくる可能性もあります。
これも考慮して、屋根裏でバルサンを焚いた後には居住スペースも合わせてバルサンすることになると思います。
イタチを「駆除する」には再発生を起こさないことが大切
イタチが戻ってくるたびにバルサンを焚き直していたのでは文字通り「いたちごっこ」です。
バルサン自体は安いもの、何度も購入したらそれもまた話が違ってきますよね。
イタチを「追い出す」ではなく「駆除する」には、やはり再発生を抑えることが大切になってきます。
イタチの再発生を抑える施策①駆除業者にご依頼いただく
いきなり手前味噌になって申し訳ございませんが、確実性という意味ではやはり業者にご依頼いただくのが一番です。
弊社含め、業者はイタチの習性を知り尽くしたエキスパート集団です。
一度の処置で再発生の可能性を限りなく0に近づけることが可能です。
イタチの糞尿で汚れた屋根裏の掃除、侵入口の封鎖まで一手に引き受けますのでお客様の手を煩わせることはありません。
バルサン1つ2つに比べると価格は違いますが、各社少しでも安く提供できるよう頑張っておりますのでぜひご検討ください。
イタチの再発生を抑える施策②自動点滅のライトを使用する
イタチは夜行性で暗い所でも見えていて動き回ることが可能です。
逆に言うとイタチは強い光が苦手です、これを利用するのです。
玄関の前に人が立つと自動で点滅するライトってありますよね。
あれと同じようなものを屋根裏に設置できれば、イタチ対策としてある程度有効に働くでしょう。
バルサンと比べ優れている点は、半自動的にイタチへの効果が期待できる点です。
ただしこれも、イタチがなんども戻ってくる間に慣れてしまう可能性は高いです。
他の追い出し方法と併用したり(それこそバルサンとか)、次項で説明する「侵入口の封鎖」と合わせて対策するのがいいでしょう。
イタチの再発生を抑える施策③侵入口を封鎖する
イタチを追い出した後に、侵入口を塞ぎましょう。
再発生を抑えるならこれは必須になります。
ただしイタチはほんのわずかな隙間からでも入ってこれるため、家中の小さな隙間全てを塞がなければなりません。
侵入口の特定も面倒です。
屋根の上など危険な場所に侵入口が隠されている場合もあります。
ご自分でできなさそうな場所に侵入口があったり、侵入口を全て封鎖したと思ったのにも関わらずイタチの再発生が止まらないということであれば業者にご相談ください。
イタチ駆除業者は何をしてくれる?
正直言って、ご自分でイタチ駆除するのはかなり難しいと言わざるを得ません。
上記でお伝えしたようにイタチの再発生を防ぐこと自体の難易度が高いですし、イタチを追い出した後も汚された屋根裏の処理という危険な作業が待っています。
イタチ駆除業者がこんな作業をしているんだよというのを最後に紹介します。
ご自分で駆除される場合はこれらの作業を全てご自分でやっていただくことになります。
もしできなさそうであればお気軽にご相談ください。
侵入口の調査
まずは家全体をくまなく調査し、イタチがどこから侵入してきているのかイタチの侵入口に将来なりそうなところはないか特定します。
調べる場所は屋根裏から軒下まで幅広いです。
イタチはコイン一つくらいの大きささえあれば侵入できてしまうため、個人でやるにはかなり根気のいる作業です。
イタチの追い出し
主には強力な光を発する業者専用の装置を使って追い出しを行います。
屋根裏の隅々までイタチが嫌がる強さの光が当たるように調整します。
子供のイタチがいた場合は、イタチの閉じ込めにも注意しながら行います。
侵入口の封鎖
ここがイタチ駆除のキモといっても過言ではないでしょう。
イタチが再度戻ってくることがないようしっかりと封鎖ことです。
初めの調査で発見し忘れた侵入口がある可能性もありますので、これまた家中を入念に調査しながら行います。
万が一イタチの閉じ込めが発生してしまった場合は侵入口を数カ所開け、家の中のイタチがいなくなるまで追い出しと封鎖を繰り返します。
イタチに汚された屋根裏の清掃
個人でやるには大変危険な作業です。
業者も全身防護服を着て万全の注意で望みます。
イタチは屋根裏で糞尿をしたり餌の市街を放置したりするため、イタチに一度住まわれた屋根裏はかなり悲惨で不衛生な環境になっています。
害虫、細菌、感染症などに気をつけなければいけません。
イタチに住まわれた期間が長いと、糞尿や他の虫によって建材が腐敗している可能性も高いです。
イタチに荒らされた断熱材の交換
イタチは断熱材を荒らし、自らのベッドとします。
断熱材が荒らされてしまうと当然家の断熱効果が落ちますので、これは早急に直す必要があります。
ご自分で新しい断熱材を購入して交換することもできますが、業者にご依頼頂ければ古い断熱材の処分もまとめてやりますので手間が省けるかと思います。
まとめ:バルサンだけでイタチを駆除できると思わないことです!
バルサンだけでイタチを駆除するのはかなり難しいです。
イタチはすぐに慣れてまた戻ってきてしまいますから、その度にバルサンを焚いて追い出す必要があります。
家の構造によってはそもそもバルサンを使用することすらできない場合もあるでしょう。
バルサンよりも確実な駆除をご希望であれば、まずは業者にご依頼いただくのが一番です。
弊社でも調査見積もりは無料で行なっておりますので、お気軽にご相談ください。