ねずみは家を滅ぼすかも?屋根裏に棲みつく原因と放置の危険な被害

夜になると天井から「ドタドタ」とネズミの足音が聞こてきて安心して眠れないと悩まされている方も少なくないのではないでしょうか?

 

一度ネズミ退治を試してたけどまた出てきたという方もいらっしゃるでしょう。

 

家に住みつくネズミは、ネズミ特有の習性や棲みつく家の暖かい環境が作用して繁殖を繰り返します。

 

室内に巣を作ってしまっていたり、ネズミが外から入ってきたりと繁殖する隙を与えてしまうと罠を仕掛けていても解決に結びつくことはありません。

 

そこで今回は、ネズミが家に棲みついて頭を抱えている方に向けて、ネズミが屋根裏に生息する理由とネズミ被害の危険性についてご紹介します。

「深夜にうるさい…」ネズミが屋根裏に潜むわけとは?

屋根裏に棲みついているネズミは、どれだけ退治してもまだまだ出てきてしまうことがあります。

 

ネズミが家に生息し続けてしまう原因は”家庭環境”が引き起こしてしまっていることがほとんどです。

始めはネズミが屋根裏に棲みついてしまう家の特徴をご紹介します。

 

暖房などで温かくなっているため屋根裏は過ごしやすい環境

ネズミが天井などの屋根裏に棲みつき続けてしまう原因は家の暖かい環境が影響しています。

ネズミの寿命は平均1〜2年ととても短い期間となっていますが、10度以上の気温であれば十分に生活ができる環境です。

 

暖かい環境を好む習性がありますので、暖房や断熱材によって温くなっているリビングから暖かい空気が上昇した屋根裏で過ごしてしまうことがあります。

 

ネズミの足音が天井から聞こえてくるのには、家の元々の暖かさが影響して巣食うようになっているため、ほとんどの家庭はネズミが暮らすには快適な環境と言っても過言ではありません。

 

安全に暮らすため、繁殖しやすい場所を選ぶ

ネズミは暖かい場所以外にも、安全に暮らすことができる環境を好みます。

 

ネズミの寿命は1年程度と他の動物と比べるととても短いものの、繁殖能力が非常に高く、種類によっては1匹が1年に出産する数が30匹以上(1度に産むネズミの数は5〜6匹)のものまであります。

 

さらに、時期ごとに出産するというわけではなく、年中繁殖活動をするため、異常なスピードで仲間を増殖していきます。

 

人が住む家はネズミにとって危険が少ないため、巣を作りやすい屋根裏で繁殖している場合がほとんどです。

ネズミが安全に暮らすことができる場所を選ぶには繁殖のしやすい暖かい気温の場所である、人の家に住みつくことが多い傾向にあります。

 

餌が豊富に手に入りやすい人間の家はネズミにとって最適の空間

ネズミが人の家に入り込むのは食べ物が豊富にあることが最大の理由です。

 

ネズミは小さい体ながら1日の運動量はとても激しいため多くの餌を必要とし、1日に体重の4分の3程度の餌を食べるため、体重100g〜200gあるクマネズミであれば、おおよそ35〜50gの食べ物を食べることになります。

 

家庭にある放置された食品や仏壇に供えられている食べ物、ペットの餌などは贅沢な食料となってしまうので、豊富な餌がある人間の家はネズミにとって最適の空間です。

 

ネズミが家に棲みつくのが不安な方は、食べ物を部屋の至るところに置いておかないようにしましょう。

 

屋根裏のネズミを野放しにしていると起きる危険な被害

 1年に何度も出産を繰り返し、仲間を増殖し続けるネズミですが、野放しにしたままにしていると身の危険を感じるほどの被害を受けてしまうことがあります。

 

噛み付かれたり、死んでしまったり、出した排泄物が影響して病気を引き起こされる危険性も少なくありません。

ここからは屋根裏のネズミを野放しにしていると起きる病気などの被害をご紹介します。

 

アナフィラキシーショックや鼠咬症(そこうしょう)などの症状

ネズミに噛まれることによって、アナフィラキシーショックや鼠咬症などの人体に大きな危険が起きてしまう症状が生じてしまう場合があります。

 

スズメバチなどに刺されて起きることで有名なアナフィラキシーショックは、全身が腫れ、呼吸困難になることがあり、最悪の場合、死に至ることもある危険な症状です。

 

ネズミに噛まれることによって起きる鼠咬症(そこうしょう)は、頭痛や高熱を引き起こし、インフルエンザに近い症状です。

 

ネズミに噛まれた傷口はそのままただれる場合もあり、そこから別の感染症が生じる被害もありますので、ネズミを野放しにしていると危険な病気を起こす可能性があります。

 

ネズミの排泄物から生じる感染症

ネズミに噛まれる以外にも、ネズミが出す排泄物から病気を引き起こしてしまう危険もあります。

 

ネズミの糞尿は感染症の原因となる病原菌がたくさん含まれており、サルモネラ症やレプストスピラ症を引き起こす恐れがあり注意が必要です。

 

サルモネラ症は下痢や嘔吐、急性胃腸炎などを発症し、免疫の弱っている方が感染すると死に至るケースもあります。

 

ネズミの糞尿やネズミ本体が触れた食器に付着して、感染ということにもなりかねないため、物の管理にも気を配るようにしましょう。

 

レプストスピラ症は皮膚が炎症を起こし、寒気や高熱などの症状を誘発、3日〜14日の潜伏期間があり、場合によっては長い間病気に苦しむこともあります。

 

ネズミの糞尿などは、天井から落ちてきたり、机の中にあったりと遭遇してしまう場面がいくつもありますので、確認を怠らないようにすることが懸命です。

 

悪臭・ダニやノミなどの繁殖

他にもネズミ自体がもつ寄生虫や害虫などによってさらに被害を受けてしまうことがあります。

 

ネズミにはダニやノミなどの寄生虫が体に付着しており、体のかゆみやアレルギー性結膜炎などが生じてしまうこともあり、非常に危険です。

 

家庭に繁殖しているダニやノミなどはネズミがばらまいている場合もありますので、ダニ被害も合わせて起きている家庭は優先的にネズミを駆除することをおすすめします。

 

寄生虫被害の他にも、ネズミの糞尿からくる悪臭はとても強烈なニオイのため、体に悪影響です。

 

衣類やカーペットなどに染み付いてしまうと取れにくくなってしまうこともあり、掃除や洗濯しただけでは取れないこともあります。

さらにネズミの死骸からくる腐敗臭などもニオイを悪化させ、家全体のニオイの原因にもなりかねません。

 

家のどこかから身に覚えのない刺激臭に近い鼻にくる悪臭を感じたときは、真っ先にネズミが住みついているかどうかを確認しましょう。

 

家庭が危ない!ネズミは火災や停電を引き起こす恐れも…

ネズミはなんでもかじってしまう習性を持つため、人に噛み付くだけではなく、電気配線や配管パイプなどに被害を引き起こす場合があります。

 

家の電源ケーブルを噛みちぎって停電の原因となってしまったり、配電盤の中のコードを噛み切って漏電火災を起こしてしまったりと実際に被害にあった家も多くあり、ネズミを駆除して損はありません。

 

火災が発生してしまうと取り返しのつかないことになってしまうため、家庭を危険にさらさないためにもネズミを見つけたら早い段階で駆除を検討することがオススメです。

 

ネズミの駆除はネズミが住みにくい環境にすることがベスト

ネズミの駆除には家自体をネズミが住みにくい環境にすることがベストですが、暖かくない場所や食べ物のない家にしなければいけないため、人が快適に過ごすにはとても難しい空間にしなければなりません。

 

ネズミを退治するために使用する粘着テープや毒餌などは一時的にネズミを駆除することができます。

しかし、その後またネズミが繁殖してしまうこともあるため、ネズミを徹底排除することは現実的に困難な場合がほとんどです。

 

「家全体をネズミの棲みつきにくい環境にしたい」「ネズミのいない清潔な家にしたい」という方がいらっしゃいましたら、ネズミ駆除を専門とする害虫駆除業者に依頼する、もしくは家自体のリフォームを検討することをオススメします。

 

ネズミ駆除の場合には専門の業者に依頼する方が、

解決に早道という場合もあります。

 

弊社あい営繕も、公益社団法人日本ペストコントロール協会の

正会員登録事業所で、ネズミ駆除の専門業者です。

福岡県知事登録 ねずみ昆虫等防除業

福岡県28 ね 第352号

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