白蟻被害かどうか見分けがつき難い時


売りに出た家の白あり検査の場合

一般のお客様からの白あり調査のご依頼は無料にて行っていますが、他にも弊社は大手不動産会社様よりご依頼を受けて、家が売りに出た際に建物検査を建築士の方と同行で行う有料の白蟻調査も行っています。調査を行ったあとは写真を付けて報告書として提出をするのですが、その際に

①床下は全域入れたか。

②入れなかった場所はどこか。

③水漏れはないか。

④水腐れはどうか、あれば過去のものか現在か。

⑤白あり被害はどうか、あれば過去のものか現在か。

 

建築士の方は、外回り・床や壁・小屋裏等を目視や器具を使って計測検査をしておられる傍らで、家の外回り・床下を検査する訳です。20年以上の経験年数もそうですが、日本しろあり対策協会登録の「蟻害・腐朽検査員」や「しろあり防除施工士」を有していますのでそこのところも評価頂いてのご縁と感謝して、検査に臨んでいます。

 

公平な白あり検査

売主様に偏った白あり検査であってはいけませんし、かといって買主様に偏った白あり検査でもいけません。第三者の立場で検査を行わせて頂きます。ここに大変気を遣いますがあくまでも「専門の白あり屋」として見させて頂いています。白あり消毒の必要性は報告しても、「シロアリ駆除はわが社でされませんか?」という自社への勧誘も絶対にだめです。

 

検査対象物件は新しい築5年の家や築30年の家がありましたが、大体15年前後が多いようです。さすがに畳を剥いだら白ありゾロゾロとか、小屋裏にイエシロアリが巣を作っているという対象物件は未だありませんが、白あり被害かどうか判別がつき難いというものも時々あります。

 

経験を積んだスタッフでも、床下や外回りを見て「これは水腐れ?」「白ありの被害の跡?」「ん???」という場合です。このような場合は疑わしき箇所の数がどうか?ということで判断することがあります。

 

例えばこういう場所の白あり被害

外回りの植栽の白あり被害という場合があります。植栽の添え木にしている杭が白ありに食べられた跡がある場合もあります。玄関のドアや引違戸の側にある柱が白ありに被害を受けている場合もあります。勝手口が3段程の階段となってる階段テラスの付近に白あり被害がある場合もあります。

 

床下の白あり検査をした場合、どうしても判別がつきにくい場合は、この事前調査とその数で判断することもあります。床下の水腐れか白あり被害か、経験を積んでいても分かりにくい場合は床下で同じ事象を診た時、これは水腐れ、これは白あり被害、違った判断になる微妙な場合もあり得ます。そのような時、外回りで白あり被害や痕跡は全く見当たらなかった場合は水腐れ、外回りで、シロアリの被害や痕跡がいくつかあった場合は白あり被害と言う具合です。

 

白あり調査には誇りと責任を

長い経験を積んでいても判別つき難い場合もあるのです。一般の場合でも言えることですが、受注欲しさに白あり被害でも何でもない事象を診て「白あり被害です」等というのは言語道断で、自分の仕事に誇りと責任を持ってお客様やクライアント様には報告しなくてはいけません。時としてどうしても判別つきにくい場合は白あり被害の事象の数が決めてとなる場合もありますというお話でした。