3月も今日が9日となり少しづつ寒さも緩んできました。こうして少しづつ気温も上がりだすと建物を食べるシロアリも活発に動き出してきます。
シロアリは木造住宅だけでなく軽量鉄骨造の家やマンションなどでも被害を及ぼすこともありますので注意が必要です。
軽量鉄骨や鉄筋コンクリートの「家」が多くなった今でも主流と言えば木造住宅ではないかと思いますが、木造住宅で「シロアリ」被害の発見が遅れると建て替えが必要なほど被害を及ぼすこともあります。
日本しろあり対策協会にも所属しているシロアリ駆除の専門業者で弊社、あい営繕が様々なシロアリ駆除経験から、お客様宅で見聞きしたなかで「シロアリ発生に気づく時」はどんな時なのかを簡単に述べたいと思います。
大量の羽アリを部屋の中で見た
シロアリが我が家に発生したと知るタイミングで多いのは部屋の中で突然に羽アリが発生したということだと思います。
羽アリは福岡県北九州市と周辺地域で見るのは3月~7月頃となります。この時期に部屋の中で羽アリが大量に発生したという場合は大抵建物にシロアリが営巣(えいそう)している場合です。
※営巣=巣を作ること
シロアリの羽だけが落ちている
羽だけが大量に落ちているなどもシロアリ発生の証拠となる症状です。上記の写真は羽と胴体が分離していないのもいますがシロアリは羽がポロッと取れます。
その関係で羽だけを見るということも多くあるようです。「何の虫なのかな?」という疑問に思っていてもシロアリの羽アリはヤマトシロアリで3日程度、イエシロアリで1週間程度すればもう羽アリは出なくなります。
殺虫スプレーで「シュッ!」とやったらもう出なくなったから我が家のシロアリは全部駆除した。と思っている方も居られますが全くの勘違いです。
シロアリは羽アリとなって飛び出す以外は明るい場所に出ることはありませんので、羽アリで出るタイミングを見逃したり対策を行わないままにしていると更に被害を広げることになります。
あるはずの無い場所に土がある
わかりにくいかもわかりませんが白い枠木の合わせ目に黒いかたまりが見えますがこれが「土」となります。
シロアリの活動が活発になって来る春から初夏にかけて見られる症状です。普段はこんな場所に「土」がある筈が無いという場所に「巣」を広げていくときにあれっ?と思うことがあります。
シロアリは光・音・風・を嫌いますのでこのように土で覆われた巣を形成しますのでそれでわかります。
他にもシロアリ発生に気づくのはこんな時
- 他にもシロアリ発生に気づく時は次のような時があげられます。
- 家具を動かしたら床に土がたくさんあって白い虫がいた
- 畳の上に敷いている敷物を動かしたら白い虫がいた
- 玄関の上がり框(かまち)がフワッとするようになっている
- 部屋の壁の下にある「幅木」がフワフワして腐っているように見える
- タンスの衣類を整理しようとしたら土がついていて白い虫がいる
等です。他にも細かくはその家の状況でまた「シロアリ発生に気づく時」の場面が色々あるかと思いますが、一番肝要なのは早期の「シロアリ予防」を行うことをお勧めいたします。
最後までお読みいただきありがとうございます。