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家の転売時での白あり点検
本日は 山口県 下関 市 の 彦島 で白あり点検を行わせて頂きました。新しく「家」を購入なさるとのことで、しろありが入っているかどうか調べてくださいというご依頼でした。どうもありがとうございます。
早速、現地のお宅をしろあり調査するために鍵をお預かりに、購入者の息子様のお父さん・お母さんの所へお伺いした時のことです。「白あり点検をさせて頂きます。」と申し上げましたら、怪訝な顔をなさいました。
「他所の白蟻業者で調べてもらってますよ？」
お母さんが、「今日は白ありがいるかいないかを調べるという事ですが、この前に白ありの業者の人に見てもらいましたよ。」ということでした。弊社は、「そうですか？それでしたら、白ありはいないと思いますが、息子様からご依頼がありましたので、念の為に、みておきましょう。」と申し上げました。
他社で白あり調査していれば、しろありはいないとは思います。しかし、どんな他社さんがシロアリの調査をなさったかはわかりません。弊社が、お伺いして、しろあり調査の結果報告をさせて頂くとお客様はびっくりする人がいます。みなさん、口を揃えて「前の業者さんはここまで、丁寧に見らんかったよ！」と言われます。
弊社の調査時段取りは
①間取り図を書きます。
②外回りを見ます。
③床下を見ます。
④図面を頭に入れながら床下調査をします。
⑤床から上がってきての説明
こういう段取りでシロアリ調査を行います。時間があまりない時でも、なるべくこのように行うようにしています。
調査の結果
白あり
外回りを見て、床下を見てみますと結論から申し上げましたら白ありはいませんでした。でも、疑わしきはありました。恐らく以前のシロアリの蟻道だと思われますがトイレ下に出来ていました。その他、床板の水腐れ箇所が同じくトイレ下にありました。
過去の手入れについて
大変野暮なことを言って申し訳ないのですが、玄関の近くの和室の所の床下に「床下調湿剤」が敷設してありました。過去に以前の家主様が業者に案内を受けて、床下に敷設しておられるものと思います。でも、敷設はその部屋だけでした。実際に調査時に靴が湿気で濡れる位になったのは奥の部屋でした。玄関近くの和室の床下というよりは、奥の台所の下か、奥の和室の床下に床下調湿剤は敷設するべきところだと思いました。要は、「やりやすい場所にいれた」ということなのかな？ということかもわかりません。
過去のリフォーム詐欺の問題
被害例
こちらのお宅とは関係ありませんが、以前しろあり業者が詐欺を働いていたという過去がありました。「床下を見せて下さい」と、お年寄りの家に無理矢理に上り込んで、しろありがいないのにポケットからしろありを出して「しろありがいましたよ」と言ってしろあり消毒をさせるという騙す商法や、床下の換気扇をお年寄りの家に、20坪位の床下に数回に分けて20数台を入れていたり（入れられている）、補強金具を所狭しと入れている（入れられている）お客様の紹介がありました。 他には床下の調湿剤を床下の表面から20㎝以上の厚さで、ザクザクいう位に床下にまいている例もありました。
物は良いものです
しろあり消毒はもちろん、床下の換気扇にしても、補強金具にしても、床下の調湿剤にしても、物はどれも良い商品です。床下の湿気を出す換気扇は床下の湿度を下げることで、快適さと家の寿命を伸ばす素晴らしい商品だと思います。家の木材のつなぎ目をつなぐ補強金具も、一本の木材と木材を金具で連結して強固な家にする素晴らしい商品だと思います。床下の調湿剤にしても湿気でお困りのお宅が、床下調湿剤を敷設したことで、「以前とは畳や床の表面が以前とは全然違う」と喜んでおられるお宅を見たことは数軒ではありません。ただ、それは必要な分だけならＯＫということで、物売り的に必要でない場所に数多くつけても全く意味がないことです。
折角それだけ良い商品なのに、扱う人の気持ち次第で、「悪徳しろあり業者」「リフォーム詐欺」などと、批判を浴びる商品となってしまうことは、同業者として残念な限りです。弊社としても、その悪徳の当事者には絶対になってはいけないという、自戒の念をもちつつ、業界全体のイメージが良くなることを願って地道に営業を行うばかりです。
しろあり予防消毒のご依頼
他社がつい最近しろあり調査した後でも、弊社は弊社の目で確認するために改めて弊社なりの白あり点検をしますよという、白あり点検の話から、話の中身がそれました。すみません。調査をさせて頂いた息子様に電話で結果報告をさせて頂いて、「しろありはいません。予防の消毒はいかがしましょうか？」と申し上げますと、「しろあり消毒してください」というご依頼を頂きました。施工の予定を入れて後日しろあり予防消毒を行わせて頂きます。有難うございました。
